教育のレベルと社会層の形成
教育のレベルと社会層が形成されるということでは、日本の場合には中国の影響が昔から非常に大きかったということで、言わば真似をしてきました。先進国が中国だった時期が長かったということもありますが、その中国でも教育での大きな分岐点は、儒教と科挙ではなかったかと考えられます。そしてその影響は形は変わっていても、日本でも試験制度ということで今に至っています。知識や学問で人間の基準を決めるということですが、それはおかしいと叫んでみても、やはり社会制度が長い年月をかけて形成されてきているので、非常に根が深い内容の結果として、今の日本の社会制度があるので、善し悪しは別にして、その中で生きていくためには、どうしても教育が重要になります。
そしてその教育の差で、自分の住む階層が決まってきます。自由で実力がある人が好きな階層に入れるということが理想かもしれませんが、現実には、学歴以外で階層が変わるということは非常に困難ということになります。良い例が結婚で、映画の名作のプリティウーマンのような事実は起こりません。階層を超えてロミオとジュリエットのようなことが起こっているとは、あまり聞きません。憧れはしますが、起こらない童話が現実です。それは多分出会いがないからや、会話などが成り立たないからでしょう。つまみ食いは刺激的でも、長い年月は勘弁となるからでしょう。
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